鈴北岳〜御池岳〜冷川岳
1182m 1247m 1054m
H16年8月8日
参加 4名
車両を形どった童話に登場するような三岐鉄道、西藤原駅からタクシーで鞍掛トンネル手前の登山口へ。(車は小学校前の駐車場に置く)以前積雪の頃に来た時は国道306号はゲートが閉まっていてずい分長く歩いたように思う。
登山口に入るとすぐ古びた作業小屋があってそう言えばここでテン泊したのを思い出す。今こうして見ると、ずい分汚いなァ・・・
一面の真っ白の雪が全てを美しく浄化してしまうと言う現実をまざまざと見た思いがする。
アプローチなしで急登が始まる。峠まではコースタイムで20分程だが暗い樹林の中で、Lのこの谷は鈴鹿名物のヒルが多いから峠までは要注意!の言葉に不吉な予感がする。
昨日は雨、今日はうす曇り、ガス、蒸し暑い! どうぞ、出会いませんように・・・。
ところが峠までにもう出会ってしまう。峠で一息入れていると案の定、靴にヒルが、あわてて木の枝で落とす。これはまだ序章だったようで本格的な戦いがこの後始まり、ここまで悩まされるとはこの時点では誰一人予想出来なかった。
木の下は危険だから早く行こうと出発する。
尾根沿いにしばらく行くと明るい笹原に出て展望の良い鈴北岳に着く。今日はガスで視界悪く、日本庭園(鈴鹿の雲の平と言われるらしい)を通して御池岳の丸い山容がガスの中で見え隠れする。
御池岳への道は日当たりの良い、なだらかな草原状の広い尾根で大小の池(水は有ったり、無かったり)と特有のドリーネが時々見られ、快適な草原ハイクが楽しめる。日当たりが良さそうなのに、何故か緑濃い苔が実に美しい。
草原から御池への登りにかかる。苔と白い石灰岩、ハウチワカエデの瑞々しい緑がガスの中でもやってより幻想的になる。

御池岳の頂上は石灰岩の重なる(カレンフェルトと呼ばれる)小広い山頂で展望はあまり良くない。
昼食中にコグルミ谷から上って来たと言う人がやっぱりヒルの被害に遭ったと聞き、またまたあの恐怖が蘇えり、間違ってもコグルミ谷へは絶対下りないと全員決意する。
予定では、このあと白瀬峠から藤原岳へ、藤原から大貝戸道を西藤原駅に下ると言う長い道のりなので早々に出発する。
真の谷出合いまでは急斜面を下る。自然林と苔の美しい道が続き、コグルミ谷への分岐カタクリ峠、冷川岳を経て白瀬峠へ至る。ここまでにルートを外して少し時間をロスしたのと温泉には絶対入らなければ、という訳で藤原岳は時間切れとなりコース修正して木和田尾を下ることになる。(地図のコースタイムがきついのでは、とリーダーの言)


木和田尾もとてもきれいな林の中で心地良い下りがしばらく続き、大きな鉄塔の立つところで今日始めての大展望が開ける。陽もこぼれてまぶしい!と思わず口に出る。出発点、鉄塔のある鞍掛峠から今日の足跡がはっきり見える、よく歩いた〜と感嘆する。
途中から沢沿いになり崩れそうで、落石を起こしそうで気疲れする。テープが途絶え、トレースがなくなったりを何度か繰り返す。沢は滑るし、山腹は足元不安定で崩れるしで足元に気を取られていて、ふと気がつくとまた、またヒルが〜。
忘れていた訳では決してないけれど、当然いることは予想されるのに、何と言う不覚?
沢から離れるとまた緑やさしい林になり、頭上ではサヤサヤと葉が揺れて、静かで雰囲気の良い歩きが楽しめるけれど・・・
林道に出て4人がいっせいにザックから、靴から、背中から、頭から点検する様は異様な光景だったと思う。
ガイドブックによると、ヒルがどうしても気になる人は5月から10月くらいまでの雨上がりの湿気が多い日は避けた方が無難、とある。
何と、今日はまさにそれにピッタリ、8月、雨上がり、蒸し暑い。××天国だったのだろう。
コースタイム
鞍掛峠登山口 9:15→鞍掛峠 9:35→鈴北岳 10:55→御池岳 11:50(昼食)12:30→カタクリ谷 13:50(ロスタイムあり)→冷川岳 14:20→白瀬峠 14:30→林道に出る 16:18
★今回は恐怖のためカメラも出せなかったので画像が少ないのが残念です★